2014年9月17日水曜日

ついに!

世間がGW真っ只中だった頃、
息を潜めて過ごしたあの日達が、もう随分前のように感じます。

宣告の“数ヶ月”というのは幅が有り過ぎて、
3ヶ月なのか、半年なのか、それ以上なのか、?

しんどそうに横たわる
薄っぺらくなった母の体を見ては、胸が抉られるようでした。



ですが、
春を越え、夏が過ぎ、もう秋です。
2シーズンも越えられたなんて、
本当に信じられない、。




毎日母と一緒に居ます。
できれば夜も横で眠りたいけれど、。

大雨が降ろうが、雷が鳴ろうが、
(実際はなんだかんだ言って、私が実家へ向かうタイミングには
止んでいたりして♪有りがたや〜^^*)
あの日から毎日一緒に過ごしています。

一日でも離れると、
エネルギーを注入できないから。

母のモチベーションがフと萎れてしまうんじゃないかと不安で、
離れられないのです。

母にベッタリ。。

どうなるんでしょう、、新婚のくせにこんな私、。
くるしい、。





でもね、
こうして毎日傍にいる事が、
何か大きなものと私たちを繋げてくれるような気がして、

今となっては見えないものが支えだし、
見えないものを信じるしかない状態、。





母の体の中が今どうなっているかは、
誰にも分かりません。(次のCT検査が恐い、、)

でも、確実に、
そう、確実に元気になっている、よね、?






最近はスーパーに買い物に行っても
大分、休憩時間が減りました。

この前なんて、
主婦のエネルギー源である「セール品」(笑)を取りに行くべく、

かの名シーン『クララが立った!』に匹敵する

『小走り2m(笑)』を見せてくれました!


か弱くて危なっかしくてちょっと不自然で、
一緒に笑ったりしたけど、

娘は感動して泣きそうだったよ、、;;






少しずつ少しずつ、
色んな事ができるようになっていって、
そのどんな小さな変化も見逃さず、
一緒に喜んで、一緒に生きていきたい、

そう思っています。




2014年9月11日木曜日

IMRT+TS-1 の副作用は?

平日5日は続けて、IMRTを毎日20分照射、
抗がん剤のTS−1もセットで服用。
土日はお休み。

これを28回分繰り返しました。

相当強い線量のようで、
初回から徐々に上がって行く数値にハラハラしましたね、、


看護師さんとの交換日記のような日々のチェック表も、
後半になるにつれて「あと少しですね!」なんて書かれると

あぁ、!ついにゴールが見えてきた!!と、
期待と不安で落ち着きませんでした。




母の場合、
副作用はまだ軽い方だったのかもしれません。

照射期間中の嘔吐や下痢もなく、
倦怠感や睡眠不足はあるものの、これは照射前からだし、
下を見ず、コツコツと日々を過ごしてくれたせいか、
メンタルもそこまでダメージを受けることなく
乗り切ってくれました。

血液検査数値に顕著に現れたのは、
白血球の減少、つまり“免疫力の低下”くらいでしょうか。


マスク着用で、帰ったらすぐに手洗いうがい。
バナナジュースも毎日飲んでくれたお陰か(?)
白血球も下がり過ぎず、
私達もホッとしました。


手の爪なんかは照射によって変色すると説明がありましたが、
特に変化もなく?

代わりに(?)足先と手先に、
シミのようなポツポツが出始めました。
足指の間はくすんで陰ができたような感じに。

ですがそれも、今は大分薄くなってきています。^^

照射ポイント(お腹)に大きく書かれた印も、
ゴシゴシ擦ることなく自然に任せてだいぶん取れてきました。
(早く取りたい場合は、メイク落としを使うと良いんだそうです)




しわしわになった母のお腹を撫でて、
再びパワーチャージ。

現在は経過観察中で、
抗がん剤も飲んでいません。

これまで胃もたれをケアするお薬も出してもらっていましたが、
特に楽になるわけでもないし、
お薬であまり冷えを溜めたくないので、
やんわり拒んだらあっさりOKがでまして。笑
もっと早くに言えば良かった、、


今は、胆管の流れを良くするお薬のみ、服用しています。

西洋医学治療はできるだけシンプルな方法で、
今は冷えとり最優先で頑張ってくれています。^^




2014年9月6日土曜日

IMRT照射効果は2〜3ヶ月後・・・

自宅の家事を適当に(笑)済ませて、
母の元へ走り、
顔を見てホッ。

実家の家事をしながら、
母へのマッサージ。

この時はまだ通院前に一度横になるようにしていたので、
母が眠っている間に家事の続きと、
通院に持参するお弁当作り。
(といっても自宅から持って来た残り物とか。笑)




毎日、
写真の祖父と 父方の祖母に「行って来ます」と挨拶し、
すっかり私たちの守り神となっている布袋さんをナデナデ、
最後に、頂いたお守りに手を当てて、いざ病院へ。

大袈裟なくらい、お祈りしていました。

「今日もしっかり(放射線が)当たってくれますように」と。




かと思いきや、、
行き道で見つけた「○ンサムロード(!)」に、
ええ大人が3人で「いやっほ〜〜〜い!」なんて叫んでるから
困ったものです。(しかも毎日。爆)
お父さん、、手前からちょっとスピード上げてるし。。^^;


雨の日や、日差しがきつ過ぎる日は病院入り口で止めてもらい、
風が心地良い日は駐車場からゆっくり一緒に歩いたっけ。

その間に目に入ってくる新緑や、可憐な花を見つけては
母と一緒に自然を感じていました。
スズメやアリ達でさえも、今は応援してくれているようで、
みんな、頑張って生きている。
可愛いね、すごいよね、って、地面を見ては命探ししたりして。




すっかり慣れた受付けから診察までをチャキチャキこなし、

20分の照射タイム。
順番がまわってくるギリギリまで、
指圧&手のひらパワーチャージ。
周りの目なんて気にしない。笑

母を見送ったら、
今晩のおかずを考え、
調べものなどをゴソゴソしつつ、
貴重な仮眠をば。


20分後母が戻ってきたら、
1杯のお水と共にロッカーまで迎えに行って、
しんどそうにする母の気分をどうにか紛らわせようと
弾丸トーク。。(え、逆に鬱陶しい?笑)




お昼を持って行くようになってから、
それが楽しみになったのか
よく食べてくれるようになって、
口数が増えたのもこの頃からだったでしょうか。
そうそう、食後のTS−1も忘れずに持参。




帰りに、
久しぶりにいつものスーパーで一緒に買い物が出来た時は
内心、泣きました。

こんな日がまた来るなんてね。;;

あーだこーだ言いながら、
休み休み、商品を吟味し、幸せな時間。

小さくなった母の背中を見ながら、
何度、神様に御礼を言っただろう、、。





帰宅後はすぐにバナナジュースを作り、
「今日もがんばった!うん!おつかれさ〜ん!」
と免疫UPを願って乾杯。笑

少しゆっくりした後は、
じっくりケアタイム。

照射後の体をできるだけ毒出し帯で摩り、
一カ所一カ所丁寧にビワ温灸。

そうこうしているうちに良い時間になって、、
夕飯準備も同時に開始!
メモも挟んでよーし完了。


夕方また横になっている母に、

「じゃあまた明日ね〜」と手を握り、

後ろ髪引かれながら、自宅の夕飯準備へとダッシュで帰宅。






そんな日を、
夏の始めのひと月は毎日繰り返しました。

さすがにクタクタでした、、^^;

毎日、未来を恐れて、
毎日、今に感謝して、

心が落ち着く暇がなかった、。
目の前にいる母を守る事で精一杯。



あれから早や2ヶ月が経とうとしています。
IMRTの効果がそろそろ出始める頃、?

色素沈着したお腹の照射部分が、
だいぶん綺麗になってきました。

皮膚も生まれ変わっている。
これも治癒力。

爪が伸びるのも、
髪が伸びるのも、

生きている証拠だね、って
一緒に噛み締めています。^^



どうか、効果が現れてくれますように。
母の気力を押し上げる結果が待っていますように。





2014年9月2日火曜日

バキュームCharm!

もうきっと、
4月28日以前の自分には戻れないだろうと思います。



もともと物欲がないとは言っても、
年に数回くらいは自分のために買い物もしていたし、
あの服可愛いな〜♪くらいの健全な欲はあったかと。

でも今は、正直何も要らないし、
好きだったネイルも、ブログ巡りも、目に入らなくなって。
副作用で悪化していたお肌のケアなんかも
大したことではなくなっていて。

色んな事が、
これまでのフィールドだから出来ていた事なんだと
改めて感じます。


いえ、これが悲しいね、って言っているわけではないんです。

今は生きる目的があまりに明確で、
これが一番自分らしい生き方だと思うから。^^





母に毎日触れていたいし(手のひらパワーチャージ!笑)、
話して笑ってご飯を食べて、
とにかく、母という存在が愛しくて仕方ない!



母を不安が襲うその時、どうか一人ではありませんように。
隣に私が居ますように。

今なら、母を持ち上げる自信があるから。

小さな不安も小言も、
一つ一つじっくり話をして、

よく考えて、よくよく振り返ってみて、
ほらね、
宇宙空間だった膵臓も座りよくなってきてるでしょ、
前まではそんなにシャンと背筋伸ばして歩く事も出来なかったやん?
今は大分歩けてるよ♪看護師さんにも驚かれたし!
食欲だって全然違うし、
よ〜喋る!笑
背中の痛みだって今はないでしょ?


何度も何度も。
数日経ってまた同じような不安をぶつけられたら、
また一からなぞって何度も何度も言い聞かせます。


不安な症状は小さく一緒に頷き、
嬉しい変化は何倍もオーバーに一緒に喜ぶ。

顔色が悪い日でも、
声が小さい日でも、

私が行くといつの間にか元の母に戻っています。




全身バキュームのごとく(笑)、
母の不安を吸い上げる自信が今の私にはあるから。


そして吸い取られた(笑)母は、
ちゃーんと元気になってくれるから。


きっとこれは私の役目なんだって自惚れていよう。笑


必ず助けてみせる。
必ず守り抜いてみせる。




私の覚悟は今自分でもビックリするくらい
ムクムクと急成長中!

自惚れMAX!
私次第なんじゃないか、って。
私が諦めなければ、絶対に大丈夫なんじゃないか、って。

本気で感じているんです。



見えない力、
それを支える体力を、

どうか、
どうか、
おじいちゃん、守ってね、。