2014年6月26日木曜日

ビワの葉温灸でも冷えとり♪

自分の命と向き合った時は、
まだ泣く余裕があったんだと気付きました。

母の命と向き合っている今は、
嘆いている時間なんてありません。

今出来る事は何か、
母にしてあげられる事は何か、
休む間もなく、毎日、私も必死で生きています。


だからどうか私のタマゴズ、
一緒に頑張ってね、。






さて、母の本気の冷えとりは、
娘の私もビックリするくらい、習慣となり、日課となり、
母の毎日に溶け込んでいます。笑

放射線治療の通院が始まって以来、
しんどい外出から帰ってすぐでも、
足湯に浸かってくれます。

夏場、サンダルを履きたい女性を悩ます、足裏の角質なんかも
随分綺麗になってきて(冷えとり靴下で、水虫も良くなりますよ♪)
ぽろりと自然に取れ始めています。

「お〜! もうすぐこれも取れるね!」なんて一緒に騒ぎながら、
小さな喜びにも敏感に♪




私の方では、棒灸でのビワの葉温灸も始めています。
(元々、自分の治療のために目を付けていました。笑
ビワの葉の効能についてご興味がお有りの方は、是非検索してみてください。
葉に含まれるアミグダリンという成分には、抗癌作用があるんだとか。
将来リスクのある腫瘍持ちの私にも良いかと思って、一緒に始めました♪)


お灸グッズの調達は、
いつもお世話になっているオーガニックリネンの布なぷ専門店
Kotori worksさんで♪

だって色んな意味で安心だもの。^^



(↑小瓶もいちいち可愛いです。笑)


Kotori worksさんには鍼灸師さんもいらっしゃるから、
一時は甘えまくって、何度もご相談させて頂きました。

使い方に始まり、母の病状の相談、経絡のアドバイスなど、
いつもご丁寧な心強いサポートに、本当に感謝しております。




膵癌に効く!というツボはないようですが、

まずは消化器の不快感を少しでも取ってあげられたら、と
Kotori worksさんには、
「胃の六つ灸」なるツボを教えて頂きました。


期待できる効能は
消化器系疾患、内臓疾患へのKnock Knock!

最低でも3ヶ月くらいは続けた方が良いとの事で、
実家分の夕飯準備をする前(母が一旦横になる時間)に施灸を♪


「膈兪」「肝兪」「脾兪」の三つの経穴を
左右2箇所ずつで、計6箇所。


最初はなかなか位置を定められませんでしたが、
今は親指でぐっと押した時に、
そうですね、小豆の半分くらい(笑)のポチっとした
ボタンのようなコリコリを見つけられるようになりました。

棒灸は太いので、そこまでピンポイントでなくても大丈夫だそうですが、
(お陰で素人でも施灸できます♪)

母も「そこそこ☆」と反応してくれるようになったので、
たぶん合ってるんでしょう。。。ね?笑 ^^;

施灸されるほうも熱さに慣れてきたようで、
当てていられる時間が長くなってきました。
(基本的には、6箇所を30分以内で終えるのが良いみたい。)



このモクモク煙りには驚きましたが、
この煙は、体に良いんだそうで♪
(でも換気扇は「強」! キッチンにカーテンをして
他の部屋に匂いが流れないよう、籠って施灸してます。笑)

私も一緒に浴びながら、
母と色んな話をしながら、
飛んで行け〜!!!と癌細胞に念じながら(笑)、

コツコツ、コツコツ、

余計な事は考えず、
良くなる事だけをイメージして、

必ず良くなる。

必ず助ける。

母は必ず生きる!




2014年6月22日日曜日

抗がん剤TS-1の併用・・・

前回ご報告した賢いロボット集団、IMRT。笑


本当は、この放射線治療IMRTのみに留めておきたかったんですが、
より効率良く照射するためにも、
抗がん剤の併用を奨められました。


その為の説明も、非常にヒヤヒヤする内容で、。。


「手術が困難な場合は・・・」とか
「ある程度の大きさの腫瘍に対しては・・・」とか、


進行度を知らせていない母には聞かせたくない
キーワードばかり。

思わず、先生に掴み掛かりそうになりましたね、、笑

それ以上言ったら、お口にガムテープ貼るよっ!!!




母の表情がどんどん曇り、
どれほど悪いのか、?不安が伝わってくるようで、
うまく息ができない数分間、。タスケテ、。

副作用の説明もまぁご丁寧に。。はいはいどうもごくろうさーん。。
(心の手にはガムテープ、プルプル・・・怒)

お立場は理解できますが、
ほんま勘弁して欲しいですね、。

その0ではない可能性のために、
全ての事細かい副作用の話。
サインまでさせられ、容赦ないですわほんまに全く。。
聞くだけで調子悪くなりそう・・・

「病は気から」なんて、西洋医学では通用しないのかしら。

その言葉一つ一つが、どれだけの影響力を持っているか、
お考えになった事がありますか?





それでも、IMRTの説明には希望を持ってくれたようで、
「抗がん剤も飲んだ方が、放射線治療に効くんやったら・・・」と
母は前向きに考えてくれました、。
副作用についても、IMRTなら軽くて済むよ、というオチのお陰で、
なんとか気持ちを立て直してくれた様子、。


これからお世話になる放射線科の先生に、
「これやったらいけるよ!(大丈夫)」と言っていただき、

その一言に、家族皆で涙。
廊下でウサギちゃんおめ目。笑



絶対に大丈夫。
絶対に大丈夫。



母に何度「だいじょうぶ」と言い聞かせただろう、

同時に自分にも、何度繰り返しただろう、



母は生きるんだ、って。



この治療を味方につけるんだ、って。




最新の放射線治療IMRTとは?

不思議なご縁で母が受けることが決まった放射線治療「IMRT」。

初めて知ったのは、確か、○藝○秋か何かで ある教授が書かれていた
最新癌治療の記事を読んだ時でした。

父のセンサーが、きっとそれを手に取らせたんです。笑



IMRT(Intensity Modulated Radiation Therapy 強度変調放射線治療)とは、
コンピュータ制御によって、腫瘍の形状に合わせて多方向から照射できるよう、
立体的に計算されたビームを用いた放射線です。

素人からしたら、 えっ、どーゆーこと???笑



これまでの放射線では、照射が困難だった部位の腫瘍でも、
このIMRTなら攻撃が可能なんだとか。

母のように、手術での腫瘍摘出が困難な部位というのは、
放射線を当てることも大きな負担となります。

特に膵臓は主要な血管が通っている場所、
それに消化器が密集しているため、
通常の照射では、正常な内蔵たちも攻撃してしまう事になります。
(そのダメージが、いわゆる副作用ですよね、。)
その為、線量を上げる事が出来ず、治療効果も期待出来ない事が多いんだとか。


それを・・・です、


このIMRTなら、
腫瘍の大きさ形を計算してコンピュータに読み込ませることで、
腫瘍部分にピンポイントで照射する事が可能なので、
周囲の正常な組織への照射を減らすことができ、
副作用を出来るだけ軽減させながら、強い線量を効率的に照射することが
出来るんだそうです。

へぇ〜〜っ、、!@@



ちなみに、IMRTには3機種あって、

■高精度のロボットアームによって、
あらゆる方向から集中的に腫瘍に照射できる「サイバーナイフ」
(X線透視システムにより、精密な位置補正が可能なため、
これまでの「ガンマナイフ」のように、金属製ネジを直接刺す事なく
照射できるそうです。)


■肺や肝臓など、呼吸による臓器移動の影響が大きい部位には、
呼吸の動きを補正しながら、ピンポイントで効率的に照射できる(呼吸性移動対策)
「トゥルービーム」


■回転しながら360度全方向から腫瘍に照射できる「トモセラピー」
小さな腫瘍から、リンパ節や近接臓器に浸潤するような大きさの腫瘍に対しても
治療が可能。
脊髄や唾液腺といった、放射線によって障害を受けやすい臓器に近接する
頭頸部癌や、脊髄を取り巻くように広がる骨腫瘍、
直腸と膀胱にはさまれた前立腺癌なども治療可能。





母が受ける事になったのは、上記3つのうちの「トゥルービーム」です。


まさか、こんな最先端の賢いマシンに助けて頂けるとは・・・


基本的には、西洋医学治療の常識を覆し隊(笑)の精神でおりますが、
こんな賢い集団に囲まれると、そうも言ってられません。。


助けて、!
母を助けて、!


その一心で、
すがれるものにはすがりまくりたいと思います。。。笑



もちろん、冷えとりはフルコースで続けていきます。^^




2014年6月15日日曜日

最新放射線治療「IMRT(強度変調放射線治療)」に期待!

食材を切る時でさえ、いつもこんな風に念じてしまいます。


良くなりますように良くなりますように。

この栄養素が、癌ではなく、きちんと母の体に行き渡りますように。



寝る前には、写真の祖父達に願い事を。

今日も見守ってくれてありがとう。
明日もたくさん毒出しできますように。
お母さんの体を、気力を、守ってね、
まだ、連れて行かないでね。






母には、正直、冷えとりだけで治療してもらいたいですが、
現実はなかなか難しいもので、

先日も書いた通り、
効こうが効くまいが、放射線を受けさせて欲しいとお願いしました。

病名を聞かされたのに、治療法がないなんて、
そんなの恐ろしすぎるもの。
“治療を受けている”という安心感がどんなに救いになるか。







私達は本当にツイています。

主治医の元に非常勤で来られている、
放射線科の先生のお話が聞けるとの事。

調べると、
その先生は、癌治療のスペシャリスト集団が立ち上げたばかりの
最新設備が揃った病院から来られている方でした。

父が調べた「IMRT」という最新の放射線機械が、そこにはあったのです。

しかも、全国でもこの機械と専門技師が揃う病院は数少ないとの事。

さらには、最新の治療法にも関わらず、
昨年あたりから保険適応されたそうで。

もひとつ言うなら、近い!


ウェ〜ン、、
こんなに有り難い話があるでしょうか、。


何から何まで、始めから用意されていたかのように
母のための色んな事が、向こうからやってきてくれている、

そんな風に思えてなりません。



だからきっと助かるよね、
母はきっと生きる!



この不思議なご縁に、私達家族は身を委ねてみようと思います。




2014年6月12日木曜日

冷えとりの呪文

「お母さんは今日も良くなっている」
「今日も絶対良くなっている!」


往復道で風を切りながらブツブツ(いや、あれは結構な大声だぞ。笑)、
呪文のように唱えるのが日課です。

これを言わないと、母を連れて行かれそうで。





以前に、
もうええっちゅーねんゆーくらい(コッテコテの関西弁、失礼致します。笑)
主治医から聞かされた、“これからのはなし”が、
どうも頭を離れなくて、苦しんでいます。



抗癌剤を服用したとしても、平均で8.8ヶ月。

今はまだ良くても、
そのうち、“その日”は必ず来ます。

ご飯が喉を通りにくくなり、
遂には食べられなくなり、
血管や臓器が出血するようになると、
吐血する事も考えられます。

必ず、そうなる日が来ます。
私には見えています。



は?!
こんなにもハッキリと「悪くなります」宣言する医者がどこにいましょーか?!
悪化する事をこんなに念押しされたのは初めて。

は?!
あなたほんとにドクター?





冷えとりの話はしていません。
主治医の胸には届かないと分かったので。

だからこそ、こうしてブログでブヒブヒ叫んでいるのです。

みておれー!!!! と。





母は今日も絶対良くなっている!!!




2014年6月10日火曜日

寄り添うということ

告知前は、
刃物という刃物を隠す必要があるかも、とか、
余計な事を色々考えましたが(笑)、

母ならきっと大丈夫。

家族がいつも傍に居るから。
一人には絶対しないから。



同じ治療に、一人で来られる方もおられる中、
家族総出でゾロゾロ病室に入るCharmの母は、幸せ者です。(自分で言う。笑)



それでもやっぱり、母の辛さを傍で見ていると、
この病気の恐ろしさに、押し潰されそうになりますね、

患者側の立場も、看病側の立場も、両方経験しているから、
闘病の孤独は誰にも代わってやれない事も、
日々の一喜一憂に振り回され、心がブレてしまいそうになる事も、
寄り添っていて苦しい程ハッキリと感じます。


今出来る事は、
これまでと変わらない時間に、少しでも近付ける事、
でしょうか。



母がしんどい時は、静かに寄り添っています。
言葉はなくても、Charmの手から、パワーよ届け・・・
母の体に手を当てるだけ、
毒出し帯で背中を摩るだけ、
腕や背中を指圧するだけ、

手の温もりだけでも、本当に良くなるんじゃないか?なんて、
本気で思っている私。
患部に少しでも長い時間、ハンドパワー(笑)を送っていたい。

だって実際、少し楽になるようなんだもの。
しんどそうにしていた浅い呼吸が、不思議と少し落ち着くのです。

あぁ、本気でハンドパワーが欲しい。。



そして、母が会話できる気分の時は、これまで通りくっちゃべる。笑
“良い事”の小さな発見は必ず伝える。

・今日は顔色いいやん♪
・昨日より背中軽いんじゃない?柔らかくなってるよ♪
・(足湯で)足の裏綺麗になってきてるやん♪
・体温も安定!いい調子☆



逆に、顔色が悪い時は何も言いません。
「調子悪そうやね、、大丈夫?」なんて聞いたら、
それこそ、言霊でどんどん本格的な不調へと導いてしまいそう。


って、これ、人材育成のスペシャリストである
某社長に教えていただいた方法なんです。

まさか母で実践するとは・・・笑




まだまだ手探りな毎日。

言葉の力を、指先の力を、
愛の力を(笑)、
もっともっと私に授けてください。
あ、あと体力も。。。笑




2014年6月7日土曜日

干芋に泣いた日

あんなに甘いものが好きだった母が、
今、一生懸命、食事制限を頑張っています。


全く食べないのではなくて、
冷えとりしながら、少し量を減らしたり、
体を温める食品と一緒に摂ったり。


「おやつは干し芋とかにしてみたら?」と提案すると
気乗りはしないようで、、


でも、その後いろんな言葉をかき集めて説得したところ(笑)、
「あったら買ってきて、」とポツリ。


「よっしゃ、了解☆」





早速、近くのスーパーに行くも、干し芋は売っていなくて、
(あ、そっか、これは冬のもの?)

産地直送の自然野菜が並ぶお店には置いていました!

「あったー!!♪」

干しいもを見つけた瞬間、こんなにも嬉しいなんて。笑





素直に私の提案を聞きいれて、
頑張ってくれる母の姿がたまらなかった、。


初めて、泣きました。
4粒ほど。笑





どんどん小さくなっていく背中、
寝るのでさえも、痩せてしまった体の骨があちこち当たり、
苦しそうに顔を歪めます。

深い溜め息に、こちらもたまらなく不安になります。

どうか助けて、

どうか母を助けて、。




2014年6月3日火曜日

膵癌 告知の日

恐れていた告知の日、

心配と不安で、吐き気が止まらなかった日。



母にどんな風に告知するか、

主治医には細かい細かい台本を。。笑



・膵臓癌である事は伝えても、癌のステージについては絶対言わない事。

・“手術ができない”という表現はしない事。

・抗がん剤は(私達家族が)拒否。最初から「放射線治療」を勧めて欲しい。
 これを受けることで、“治療している”という安心感を与えて欲しい。

・治る、治らない、は関係ない。意味がなくても受けさせて欲しい。

・どんなに嘘を重ねても、本人の気力を守るのが最優先。




なんて、好き勝手な家族なんでしょう。笑


複雑な表情で聞くも、
何とか私達の希望を受け入れて下さった先生に感謝、。

母の状態で、抗がん剤を投与せず、放射線治療のみ受ける事自体、
イレギュラーなんだとか。。
(放射線治療は痛みの緩和に使う事がほとんどで、「治療」ではないとの事。)

でも正直そんなの関係ありません。
イレギュラーであろうと、母の気力を守りたい。

でも相手は専門家です。
放射線科の先生から、「照射する意味ないよー」とバッサリ切られちゃったら、
主治医(消化器内科の先生)にはどうすることもできないんだとか。。
(後は、先生が周りのドクターからの目を気にせず、
よっぽどアホゥなお医者さんを演じてくれれば、通る事もあるかも・・・苦笑)



ちなみに主治医が勧める方法はこちら、
・抗がん剤のみ(抗がん剤で治るわけではなく、延命措置として。
もちろん、癌の種類や進行具合にも寄るんでしょうけど。)

西洋医学治療では、
癌の治療は、手術で摘出するのが一番。
それが難しい場合は「抗がん剤」のみか、もしくは「抗がん剤」+「放射線」
それだけ、との事。





母抜きで、先生と打ち合わせする事さえも、
母にたくさんの小さな嘘を重ねて乗り切り、
口裏合わせばかりする日々に、少し心も疲れたりして、。
それでちょっとイライラしたりもして。

限界というラインがあるのかないのか、
私も父も、ただひたすら耐える毎日でした。




先生から母への病名告知は、
私達のシナリオに沿って(笑)、慎重に、丁寧に、
病名も口には出さず、紙に書いて「このご病気が考えられるかなぁ」と、
実にやんわり表現して下さって、
本当に、本当に、感謝しています。

ドクターのプライドを一旦仕舞い込んで、
素人が言う“やり方”に協力して下さったんですから。
全く先生も面倒な家族に捕まったもんです・・・笑
(いやいや、本来は患者側にも治療法を選ぶ権利があると思ってますけどね。)


お陰で、母も心配していた程落ち込む事なく、
(もちろんショックだったでしょうけど、。)

「受け入れなしゃーない」と男前発言も健在で、
「おはぎ食べたい」と、食い意地も健在でございました。笑





冷えとりCharmとしては、体を冷やす治療は受けず、
本当は「冷えとり」だけで見守りたいところですが、
母にそれを理解してもらうのはあまりにハードルが高すぎると思うのです。。

どうか、放射線治療を無事受けられますように、。



そしてここから、
新たにヒヤヒヤさせらるのです。。